Portworx Enterprise のインストール

【02.22.2021 JST】Portworx の 30 日間の無償ライセンスを利用して「Portworx Enterprise」をオンプレミスの VM 環境に手軽にインストールしてお試しいただく方法をご紹介します。

Portworx Enterprise

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前回前々回Portworx の概要や機能をご紹介し、PX-Central では 30 日間の無償ライセンスをご利用いただけることに触れました。今回は、この無償ライセンスを利用して「Portworx Enterprise」をオンプレミスの VM 環境にインストールしてお試しいただく方法をご説明します。

Portworx Enterprise

インストールの前準備

ここでは手軽なインストールのご紹介を念頭に、次のようなミニマム構成を準備しました。

  • OS:ESXi 6.5 上で CentOS 7(64 bit)を利用
  • ハードウェア:4 vCPU、4 GB RAM、128 GB(ハードディスク 1)、100 GB(ハードディスク 2)、10 GB ネットワーク・アダプタ
  • ストレージ:データストアとしてピュア・ストレージの FlashArray//X20 R2 を利用して、各 VM に 2 つのストレージを割り当て(OS 用と Portworx が利用するボリューム)
    Portworx Enterprise - ストレージを割り当て
  • コンテナ環境:Kubernetes v1.19.7、Docker v19.03.9

上記の環境を Master ノード 1 台、Worker ノード 3 台にそれぞれ準備します。インストール要件の詳細は、次の資料をご参照ください。

インストール用 Spec ファイルの作成

  1. PX-Central にアクセスすると、ログイン画面が表示されます。はじめての方は、画面下の Create account を選択します。
    Portworx - Create Account
  2. 必要な情報を入力して Get Started をクリックします。
    Portworx - Get Started
  3. 手順 2 で入力した Email アドレスに確認メールが届きます。Start Using Portworx をクリックすると、ブラウザに次のような画面が表示されます。Portworx Enterprise の左にある丸ボタンをクリックして選択し、画面右下の Next をクリックします。
  4. 以下の Spec Generator の画面で、事前に用意した Kubernetes のバージョン(kubectl version --short | awk -Fv '/Server Version: / {print $3}')の値を入力し、最新の Portworx のバージョンを選択します。今回は、Portworx が利用する ETCD(キーバリュー・ストア)もインストールに含めるため Built-in を選択します。なお、PX-DR(ディザスタ・リカバリ)や PX-Migrate(マイグレーション)機能をご使用の際は、外部の ETCD が必要です。その場合は Your etcd details を選択し、下に表示される入力欄に、用意した ETCD の URL を入力してください。Next をクリックします。
    Portworx - Spec Generator
  5. 各項目を設定します。設定項目については、それぞれ説明します。
    Portworx - storage setting
  6. Next を選択します。
  7. ネットワークの設定画面では何も変更せずに Next を選択します。
    Portworx - network wetting
  8. 最後の画面では Advanced Settings Enable Stork Enable CSI を選択し、Finish をクリックします。
    Portworx - customize setting
  9. なお、手順 7 の画面で Enable Monitoring を選択すると、Prometheus と Grafana 用のメトリクスが自動的にインストールされます。これには追加の設定が必要になりますが、ぜひお試しください。詳細は、Prometheus and Grafana をご参照ください。
    Portworx Cluster Dashboard
  10. Portworx Enterprise License Agreement の画面が表示されます。
    Portworx License Agreement
  11. 今後の設定変更などに備えて Spec ファイルを手元に保存します。Download ボタンをクリックし、ダウンロードした yaml ファイルを Kubernetes の Master ノードに置きます。
    Portworx - save spec

Kubernetes に Portworx をインストール

  1. 先ほどダウンロードした Spec ファイルを Kubernetes に適用します。
    # kubectl create -f portworx_enterprise.yaml

    Portworx をアンインストールする手順は、こちらのページをご参照ください。
  2. Portworx の Worker ノードへのインストールが始まります。Kubernetes の Master ノードにはインストールされません。インストールは 5~10 分程度で完了します。
    Portworx - installation
    なお、インストール中のログは、以下のようなコマンドで参照できます。
  3. インストールが完了して全てのポッドが「READY」の状態になると、Worker ノード上で pxctl コマンドが実行できるようになります。まずは pxctl status コマンドで状態を確認します。
    Portworx - total capacity
    スキャンされたノードやディスク、ストレージ・プールの Total Capacity が確認できます。

Portworx のボリュームを使ったサンプル・コンテナ

最後に、Portworx のボリュームを使用したサンプル・コンテナを作ってみましょう。

  1. ストレージ・クラスを作成します。repl の数を変えることで、このストレージ・クラスを元に作成されるボリュームの同期レプリケーションの数を指定できます。最大値は 3 です。
    kubectl create -f portworx-sc.yaml
    kind: StorageClass
    apiVersion: storage.k8s.io/v1
    metadata:
    name: portworx-sc
    provisioner: kubernetes.io/portworx-volume
    parameters:
    repl: "1"

  2. Persistent Volume Claim を作成します。
    kubectl create -f portworx-volume-pvcsc.yaml
    kind: PersistentVolumeClaim
    apiVersion: v1
    metadata:
    name: pvcsc001
    annotations:
    volume.beta.kubernetes.io/storage-class: portworx-sc
    spec:
    accessModes:
    - ReadWriteOnce
    resources:
    requests:
    storage: 2Gi

  3. ポッドを作成します。
    kubectl create -f portworx-volume-pvcscpod.yaml
    apiVersion: v1
    kind: Pod
    metadata:
    name: pvpod
    spec:
    containers:
    - name: test-container
    image: gcr.io/google_containers/test-webserver
    volumeMounts:
    - name: test-volume
    mountPath: /test-portworx-volume
    volumes:
    - name: test-volume
    persistentVolumeClaim:
    claimName: pvcsc001

  4. ポッドが動作していることを確認します。
    # kubectl get pod pvpod
    Name  READY    STATUS    RESTART    AGE
    pvpod 1/1 Running 0 48m

このように、ピュア・ストレージの Portworx のインストール手順はとてもシンプルです。ぜひ一度、ダウンロードしてお試しいただけますと幸いです。


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